「M式五十音ソフトver2.0」の詳細
【動作環境】
ハードウェア:PC/AT互換機及び日本語キーボード
OS:Windows
XP、Windows2000、WindowsMe、Windows98のうちいずれか
【パッケージ内容】
ソフトウェア収録CD-ROM
キーボード貼付用シール
入力練習教本(※)
シール印刷用画像(※)
※CD-ROM内にPDFファイルとして収録されています。
【「M式五十音ソフトver2.0」の特徴】
・左右交互打鍵による快適なキー操作
・覚えやすいキー配列
・それぞれの指の合理的な負担配分
・省打鍵入力機能を使っての効率的な文字入力
・JISキーボードとの共存(簡単にJIS配 列と切り替え可)
★何故、M式だと日本語が入力しやすいのか!? ★
「M式五十音ソフトver2.0」では、JISキーボードに、シールを貼っていただき、キー配列をM式と呼ばれる配列に変更して使用いただきます。
M式の基本的なキー配列は、左手用キー5個、右手用キー15(3x5)の次の配置です。
M Y R W P
E U I A O K S T N H
G Z D , B
以下に、M式配列が如何に日本語の入力に適しているかをM式配列創案者であり、元NEC特別顧問の森田正典先生の論文を、ご本人の許可を得て一部抜粋させて頂きました。
(M式という呼称は、森田先生の頭文字である「M」から取られたものです)
「子音の後には必ず母音が付随する」と言う日本語発音の特性をキーボード上で活用するには、子音キーを纏めて子音キー群とし、母音キーを纏めて母音キー群とし、この二つのキー群をそれぞれ一方を右手側、他方を左手側と、左右に分離して配置することである。
「 このようなキー配置では、日本語を入力するに際し、左右交互打鍵が実現する。
例えば、つぎに掲げる和歌の例について説明する。
「あまのはら、ふりさけみれば、かすがなる、みかさのやまに、いでしつきかも」
「A MA NO HA RA・HU RI SA KE MI RE BA・KA SU GA NA RU
MI KA SA NO YA MA NI・I DE SI TU KI KA MO」
について右手打鍵を●で表し、左手打鍵を○で表わすと、
○●○●○●○●○ ●○●○●○●○●○●○●○
●○●○●○●○●○
●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○
(中略)
しかるに、英文用のQWERTY鍵盤を使用する従来の入力方式では、折角の日本語の「子音の後に母音が続く」と言う特性を活用できず、左右交互打鍵を実現できない。
例えば上記の同じ和歌をQWERTY鍵盤で入力した場合に、右手打鍵を●、左手打鍵を○で表わせば次記のようになる。
「A MA NO HA RA・HU RI SA KE MI RE BA・KA SU GA NA RU MI KA SA NO
YA MA NI・I DE SI TU KI KA MO」
○●○●●●○○○
●○●○○●○●●○○●○
●○○●○○●○○●
●●●○○○●●●○●○●●
●○○○●○●●●●○●●
これは、従来の英文用鍵盤では5個の母音キーがA、Eが左手側、I、O、Uが右手側と左右に分散配置されており、 子音キーも
B D G R S Z T W が左側、H K M N Y P
が右側とそれぞれ左右に分散配置されているから、日本文に対して左右交互打鍵が実現できないのは当然である。
以上、森田先生の論文の一部を紹介させていただきました。